• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第62章 〜インタビュー映像〜 メインステージの下


二宮視点

 浜地の整体で体が揺れている。

穿きかけのズボンの前ボタンをはめ立ち上がる。


M「慌てなくていいよ」
 潤くんが俺のスペースから出る行く。


 扇子で風を送っていたスタッフがさっきのボトルの口を取って俺の方に向ける。


「いい」
手をヒラヒラっと動かす。


(飲んでる暇はない… 急がなきゃ…)

「浜地、もういい」


浜地「はい」
 体に巻き付いていた腕達が解けていく。

(ふうぅう 体が軽くなった…)


 背中側に衣装をひろげ待機するスタッフ。

後ろに腕を伸ばすとスッとジャケットが上がってきた。


スタッフ「あと、30秒です」



(あ もう 出なきゃ…)
「おまたせ」
チャックもそこそこでスペースから出る。


M「よし、いくぞ!」
 潤くんがパンパンっと大きく手を叩いて合図を送る。


「おう!」
前を歩く潤くんに追いつかないまま自分の場所に着く。


 潤くんが立ち止って振り返った。

今しか言えないから「変更ごめんね」と潤くんに声をかける。


M「問題ない!」
 ポンっとオレの肩を叩いて、離れていく潤くん。



 板の横に人が立つ。

(現地スタッフか…)


M「堂々と立ってて」
 潤くんがみんなに声をかけている。



衣装や足回りの違和感を無さを確認していると

 A『気合い入れてやってますけどね…』
頭上から相葉くんの声が聞こえた。

(ふふ ちょっと落ち着く…)



ボーンボーン
古時計の鐘の音が響く。





スタッフ「まもなく!」
 タイムキーパーの声。


M「スタンバイ!」
 潤くんの声。


「ready!」
リフトの上にしゃがむ。


「Tree, two, one,」
指でカウントする。

「go!!」
手のひらを広げ 上に突き出す。




リフトが一斉に迫り上がる。



  ドーーーン


ステージに登場。
/ 637ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp