• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第47章 本番前の朝リハ


吉桜視点

どうも お久しぶりです
 櫻井翔さまの専属マネに任命いただいた、
吉桜 晃樹(きちざくら こうき)と申します
 以後よろしくお願いします。


浜地「吉桜くん こんな所にいた」
 この人は二宮さん専属の浜地 良太(はまぢ りょうた)さん。

「あ おはようございます」
カメラを向ける。

浜地「ん おはよう? じゃなくて!それは私用のカメラではありませんよ 私の顔映してどうするんですか?」
 恥ずかしそうに顔を両手で隠す浜地さん。

「へへ 少し カメラの写りや声の音質を知りたくて…」

カメラの録画ボタンを押し、再生ボタンを押す。


『おはようございます
おはよう じゃなくて!それは私用のカメラではありませんよ 私の顔映してどうするんですか?
へへ 少し カメラの移りや声の温室を知りたくて』


浜地「へー 結構 綺麗に声が入るんですね」
 僕が持つカメラを覗く浜地さん。

「でしょう だから ちゃんと練習しておかないと!」

浜地「練習はイイですけど もうすぐ到着時間です」


「わ!ホントがありがとうございます」



本郷「おーい 吉桜!持ち場に来い!!」
 駐車場の方から大きく手を振るこの人は本郷 日翅 (ほんごう ひわ)さん。


浜地「ほら 本郷君が呼んでますよ」


「はーい いきまーす!!」
 カメラを持って駐車場に走って行く。


本郷「今日は 密着DVDがメインの仕事だろ 遊んでないでちゃんとメンバーについていろよ?」
 少し睨む本郷さん。


「はい すいません」(こわーい)


本郷「本来なら 俺がカメラを持つはずだったのに… 犬養のヤツ… っ ま ココでは 従わねーと…」
 爪を噛みながらブツブツ言っている本郷さん。

(相葉さんがいないと本当に人が違う…怒らさないように…しないと…)


本郷「いいか 櫻井さんばっかり映さず メンバー満遍なく撮れよ! 特に 相葉くんのアップ多めに取る事。」

(言ってる事 チグハグ…)


本郷「返事は?」


「はい! もちろん ここは嵐の領域です 皆様が恙ない宴への準備を映してまいります」
 背筋を伸ばして答える。


本郷「ふん 当たり前だ」
 本郷さんの機嫌は直らない。


メンバーが乗っている車が駐車場に入って来た。


(翔様 きた ここから離れれるぅ)
/ 637ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp