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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第46章 本番一日目の朝


二宮視点

相葉さんをほっといて、部屋に入ると

 相葉さんがいれたコーヒーを飲んでいるリーダーと、ほのり頬が明るくなった翔さんが話していた。


(通常運転できそうですね…)


S「俺が一番最後か…」
 腰に手を置き周りを見る翔さん。 


「私かもしてませんよ?」
(マー君劇場的には)



S「あの動いてるノーパソ ニノのだろ?」
 コッチを向いた翔さんはほんの少し口角を上げ、部屋の隅に待機中の点滅をしているノートパソコンを指さす。

(あら、もうそこまで確認済みなのか)



A「バレちゃったね」
 ククッと笑いながらリーダーの方に行く相葉さん。


(劇場は終わり? はー とんだ 茶番だった)


 朝一の大野さんより ずっと穏やかになった大野さんと
 朝一より 若干落ち着いた相葉さんの

 意味の無い会話を聞き流している


M「はいはい 遊んでないで 修整ポイントね」
 コピー用紙を配る潤くん。


(結局 今日も 潤くんにやらせてしまった…)

S「わりーな 全部やらして」
 紙を受け取った翔さんが潤くんの方を見る。

(全くです いつも)

M「それは…」
 翔さんが向くから潤くんも困ったような顔で答える。


A「言わない 約束だろ おっかさぁん!」
 往年のコントの再現をしようとする相葉さん。


(あーもう!! 劇場はおわり)
 相葉さんの背後に回り思いっきり背中を叩く。


A「ァ!痛っ!」



M「はー もう 」
 大きくため息をつく潤くん。

 口角を上げ、肩を振らしている翔さん。




スタッフ「おはよう ございます」

 ゾロゾロスタッフが入ってきた。



S「おはよございます」

スタッフ「 ・・ございます あれ? もう五人そろってるんですか?」
 翔さんが挨拶すると小走りで走り寄るスタッフ。

S「いいや 各自判断だよ」

スタッフ「そうですか それでも お待たせしてすみません」

S「大丈夫 心配ない」






スタッフ「では、今日の…」
 スタッフが今日のスケジュールを話始めた。


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