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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第46章 本番一日目の朝


翔ちゃんの歩幅を合わせているとドアの開く音がした。

(あ!もう開けちゃったのぉ!!)
「おはよう ニノ!」
あわてて、ニノの部屋に走る。


N「朝から うるさいですよ」
 不機嫌そうなニノが部屋から出てきた。


(そんな顔しないでよ!)


S「おはよう」
 翔ちゃんがニノに声をかける。

N「あ 翔さん おはよう」
 ペコっと頭を動かすニノ。

(流れに乗ってくれてるんだね🎵)
「おれには?」
テヘっと可愛く首を傾げる。

N「・・・・はよ」
 さっきより ヤーな顔をするニノ。


「えー 雑ぅ」(遊んでよぉ)



M「うるさいな そんなに声ハルなよ」
 潤ちゃんの大きな声がした。


 ぅ゛わぁ
ビックリして、声を飲み込んだ。


 翔ちゃんが潤ちゃんの方にニコニコ歩いて行く。


(ああぁ 翔ちゃんが行っちゃうぅ)


N「あ~あ 後でありがたーいコゴト言われても、しらないんだから」
 音もなく背中側にいたニノが呟く。

「えー 潤ちゃんの小言怖いんだよ 一緒に居てよ」
振り向いて肩に手を持って行く。

N「やだよ 行きますよ」
 パシンと手を叩いて、翔ちゃんを追っかけて行く。


「ぃったぁぃ ちぇぇ」
(ちょっと 昨日のリハで本気の確認できてないから テンション上げようと思ったのに…)

 ニノについて部屋に入る。



S「俺が一番最後か…」
 大ちゃんに向かって話している穏やかな翔ちゃん。

 ふふっとほほ笑む大ちゃん。


N「私かもしてませんよ?」
 その二人に近づいて行くご機嫌なニノ。


(あれ? まだ遊んでくれるの! じゃ 俺は 何言おう?)


S「あの動いてるノーパソ ニノのだろ?」
 テーブルの上のノートパソコンを指さしている。


(あら、即バレですか!)


 大ちゃんが俺を見ている。


「へへ バレちゃったね」
 ククッと笑いながら大ちゃんの隣に座る。


O「何かあったの?」
 ほわっと俺を見る大ちゃん。

「廊下でね ニノが部屋から出てくる演出したんだけど」


O「ノリでやったの?思い付きが遅いんだよ」
 コーヒーに口をを付けながら、ほほ笑む大ちゃん。

「へへ やっぱり?」


M「はいはい 遊んでないで 修整ポイントね」
 お仕事モードの松潤がコピー用紙を配り始めた。
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