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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第40章 俺たちが兄貴たちを護る


松本視点

A「おっまたせ!!」
 相葉くんの元気な声が入って来た。


(来た来た…)

S「待ってましたよぉん」
 翔くんがおちゃらけに出迎える。

A「でっきあがりましたよ」
 相葉くんが嬉しそうに返事をしている。


(あんな 感じなら外は何もなかったみたいだね…)


N「はいはい そのくだりいりません」
 ニノが二人の絡みをバッサリ遮断する。


(あれぇくくっ やきもちですか?)


O「ふふ」
 苦笑するリーダー。

N「いたって 普通の反応です」
 リーダーにも噛みつくニノ。


(おや?穏やかでないぞ…)


N「怖くて結構。ジェィ!」
 ニノが俺を“J”と呼ぶ。


「っ なに?」
残りのミルクティーをゴクっと飲みほして、体を浮かせる。


 近づいてきたニノが「これからの事なんだけど…」と携帯の画面を見せる。


(携帯?いつもの間に持っていたんだろう…)


見せられた画面はメール画面だった。


(ん?誰からのメール?)


 “ 念写 悟られないで ”


ニノの顔を見る。


 ニノがチラチラ三人の動きを見て、俺を見る。


(悟られないで か…)
「あー  いいよ 気になる所 どこよ」
仕事モードのトーンで声を出す。




A「これ 大ちゃんの分ね」
 相葉くんがビニールの擦れる音をさせながら話し始めている

O「カッパ?」
 リーダーと翔くんがそのビニールを触っている。




ニノが持つ携帯の画面に文字が次々と現れる


  嵐コンテナの上に 力の渦 あった

  渦の中 座する者あり

  ターゲット不明

  ナゴヤみたいな後手になるのはイヤだ



(ナゴヤ!)
ニノを見る

 ニノが強い目で俺を見る。


(カミ級か…
 リーダーが何か気にしていたのは ソレの気配だったのかぁ
 言葉が濁ったのはそのせいだな…)


「なるほど スタッフと協議だな」
無言だと心配する翔くん対策で声を出す。


N「頼むよ」
 ニコッと笑う。

N「この雨だからみんなにも協力してもらわないと 本番困るでしょ?」
 後でどうにでも言い訳できる言葉で返事をするニノ。


「そうだな」
ニノに笑顔を返す。
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