第38章 ミルクティータイム

大野視点

「えっ　えっと」
（どうしよぉ…翔くんがガン見してる…）

Ｓ「ゆっくりで、いいから、気になる所教えてくれる？」
　俺の隣に座り直す笑顔過ぎる翔くん。

「う…うん」
（その目ガ、イタィ）


犬養「お疲れ様です」
　犬養くんがコンテナに入って来た。

Ｍ「おぅ」
　松潤が反応している。


（良いときにきた！これで！）
翔くんに視点を戻す。

（えーー
　なんかさっきより笑顔になってない？）


　笑顔のガン見が続く。

（なにか言わないと…この時間終わんねなぁー）


「えっとね…」
額や背中に大量の水滴を感じる。


「たぶん　そんなたいしたことじゃないんだけど…」

（どうしよう、なんも…出てこない）




浜地「お待たせしました」
　浜ちゃんが入ってきた。

Ｓ「待ってました！」
　いきなり翔くんが立ち上がった。


（やった！）



浜地「ご希望の蜂蜜たっぷり入ってますよ」
　浜ちゃんが笑顔で翔くんにポットを見せる。

　翔くんの背中が揺れている。


（よし！ココで話を変えよう！！！）
「糖分摂取だね！」
ありったけの笑顔を翔くんに贈る。

Ｓ「だね🎵」
　翔くんから翔ちゃんの笑顔が帰って来た。


（よしよし　コレでアノ笑顔から逃げれる…）



吉桜「糖分はきちんと摂取してください」
　新人君が松潤に意見を言う。


（松潤の機嫌を損なうなよぉ～
　翔くんのガン見からやっとなのに…）


Ｓ「そうだぞ！」
　翔くんが腰に手をおいて援護する。


（素早いフォロー！さすがだね…）


Ｍ「はーい」
　素直に返事をする松潤。


　浜ちゃんが、目の前のカップにミルクティーを注いでくれる。


（う～ん　良い匂い～）


浜地「さぁ　温かいうちにお飲みください」
　浜ちゃんが勧めてきた。

Ｓ「いただきまーす」
　翔くんがカップに手を伸ばす。

（俺も飲もう！）
一口飲むと優しい甘さと温度が喉を通っていく。

「うん　美味しい！
　やっぱ　浜ちゃんのお茶は美味しいね♡」
横の翔くんと少しだけ離れてる松潤を見る。


Ｍ「そうだね　蜂蜜がやさしい」
　カップを見ている松潤。


（頬が赤ぃから気に入ったんだね🎵）


浜地「喜んで頂いてうれしいです」
　笑顔の浜ちゃん。