第32章 専属マネの奮闘
浜地視点
湯呑を大事に持って外に出ると丁度 相葉くんと和也くんが近づいて来ていた
本郷「こちらに 用意しています」
本郷君がキッチンの扉を押えている。
A「ん こっちね」
スタスタと入る相葉くん。
(元気のようですね…渡すタイミングは今が良いでしょう)
「薬湯ができております」
二宮さんに声をかける。
N「あ… 今飲んだ方が良い?」
少し眉を下げながら足を止める二宮さん。
「はい その方が皆さんに気づかれにくいかと…」
すぅっと差し出される。
目だけ動かして渋々受け取り一気に飲み干す二宮さん。
(コレで、少しは和らぐと思います)
口をもごもごしながらキッチンに入って行く二宮さん。
S「浜地さーん」
翔くんが走って来た。
「はい どうしました?」
S「蜂蜜もってる?」
「蜂蜜ですか?」
S「うん!
この休憩中にミルクティー飲みたいんだけど、蜂蜜あったら入れてほしいんだ!」
走って来たからか、息が上がっている翔くん。
「キッチンにあると思います 出来次第お持ちします」
S「やった!智くんと潤も飲むから三杯ね!
あっ ニノ達にも聞いてあげて?ドットコムしに行ったからさ 聞いてないんだ」
「先ほど二人ともキッチンに入って行きましたから、作りながら聞きますね」
S「よろしく! 俺ら嵐コンテナにいるから!」
手を振ってコンテナの方に体を向ける。
「はい 着替えながらお待ちください」
頼まれたミルクティーを作るためにキッチンに入ろうと階段に足をかける。
吉桜「はまじさーん」
嵐コンテナから出てくる吉桜くん。
「どうしたんです?」
吉桜「二宮さんと相葉さんキッチンだと聞きまして、コレ!着替えと蒸しタオルです」
袋二つ差し出す吉桜くん。
「ぁ… 着替えずに作業しているんですね ありがとうございます」
袋を受け取る。
「お茶入れますので運んでくれますか?」
吉桜「はい 運びます」
キッチンに入ると髪も服もそのままでじゃれている二人がいる。
N「Tシャツ着替えてからがイイ」
二宮さんがビニール袋を相葉くんに付き返している。
「そうしてください」