第3章 すがすがしい朝を迎えよう
松本視点
「相葉くん…朝から何してたの?」
A「俺?ランニング!ダイヤモンドヘッド行ってきたんだけどね♪
とっても気持ちよかったから、潤ちゃんもいかない?」
ニコニコ笑っている相葉くん。
「やだよ。」
その笑顔も眩しいから、背中を向ける。
(変な事口走ったら、後が大変だ…)
A「じゃ、起きようか!!」
相葉くんの明るい声が響く。
急に温かい感触が俺の脇の下をグッと掴んできた。
「うぁわぁん!どこ触ってるだよ!!」
慌てて身をよじって顔を出す。
A「どこって体?」
ケロッとした顔で言う相葉くんが俺の体を触りまくる。
(くすぐったい…「その…さわり方… やめろ…」朝だから…)
布団の中でもがく。
A「翔ちゃんの部屋で今日のミーティングなんだって」
相葉くんが俺の下着を掴んだ。
(ひぇ やだ!!「あーもう!!」触んな!)
ガバッと布団を自分で剥ぐってベッドから出る。
「せっかく、いい感じで目が覚めたのにぃ!変な汗かいたじゃんか!!」
(生理現象だとしても 気づかれたくない!!)
そのまま立ち上がって、着ていた服をあちこち引っ張って、整える。
A「じゃ、シャワーどうぞ!!」
バスルームの方に両手を向ける相葉くん。
「そうするよ」
側にあったタオルを持ってバスルームに向かう。
相葉くんがぴょこぴょこ跳ねながらついてくる。
「なぁ一応ぉ聞くけど なぜついて来る?」
A「潤ちゃんと『一緒に来い』って言われてるのぉ♪
ほら行った行った。 着替えて♪皆のとこ行こ♪」
普通に返事を返してくれる相葉くん。
(うん 言いたい事は普通だ けど、
その笑顔で上半身裸が、妙にコワイ。
一応言っておこう)
「乱入するなよ!」
相葉くんの目を見て言う。
A「しないよ!!」
両手をブンブン振る相葉くん。
(ホントかぁ…)
A「もう。俺ってどんなキャラになってるのぉ?」
頬を大きく膨らます相葉くん。
「自分が蒔いた種だろ!ささと着替えてくるから、大人しく待ってろ!」
バンっと大きな音を立ててバスルームに入る。
(これくらい言えば、来ないよな)