第3章 すがすがしい朝を迎えよう
相葉視点
ゴソゴソ布団の中に戻る潤ちゃん。
「あー潤ちゃぁん。布団に戻らないでよ!!」
(起きてぇ ニノに怒られる!!)
潤ちゃんのベッドに腰かける。
潤ちゃんが布団の中から むぅーっ と俺を見上げる。
(なに その目♡ めっちゃ可愛んだけど…)
潤ちゃん越しに真っ白い牙を見せる半透明のモモちゃん。
(モモちゃんがコワイよぉ)
M「相葉くん…朝から何してたの?」
潤ちゃんが布団の中から質問が来る。
「俺?ランニング!ダイヤモンドヘッド行ってきたんだけどね♪
とっても気持ちよかったから、潤ちゃんもいかない?」
M「やだよ。」
潤ちゃんが背中を向ける。
モモ{同志よ ボスと共に有れ…}
モモちゃんが消えて行く。
(うん 大丈夫だよ みんながいるから…)
「じゃ、起きようか!!」
布団の隙間に手を入れ、潤ちゃんの体をグッと掴む。
M「うぁわぁん!どこ触ってるだよ!!」
慌てて身をよじる潤ちゃん。
「どこって体?」(脇か…)
わさわさ潤ちゃんの体を触る。
M「その…さわり方… やめろ…」
布団の中でもがく潤ちゃん。
(もう 逃げないで…)
「翔ちゃんの部屋で今日のミーティングなんだって」
(捕まえた!!)
布団の中で潤ちゃんの服を掴む。
M「あーもう!!」
ガバッと布団を自分で剥ぐって足をベッドから出る。
M「せっかく、いい感じで目が覚めたのにぃ! 変な汗かいたじゃんか!!」
着てる服をあちこち引っ張って、整える潤ちゃん。
(汗かいた?)「じゃ、シャワーどうぞ!!」
バスルームの方に両手を向ける。
M「そうするよ」
すたすたバスルームに向かう潤ちゃん。
(よしよし)
M「なぁ一応聞くけど…なぜついて来る?」
潤ちゃんがバスルームの前で止まった。
「潤ちゃんと『一緒に来い』って言われてるのぉ♪ ほら行った行った。着替えて♪皆のとこ行こ♪」
M「乱入するなよ!」
ビシッと人差し指を向ける潤ちゃん。
「しないよ!!もう。俺ってどんなキャラになってるのぉ?」
M「自分が蒔いた種だろ!ささと着替えてくるから、大人しく待ってろ!」
バンっと大きな音を立ててバスルームに入る。