第2章 それぞれの朝の動き
相葉視点
部屋に入ると真っ先に冷蔵庫から水のペットボトルを取り出す。
「はー。水は日本の水が良い!!」
半分ぐらい飲んで、シャワー室に入る。
ザァーっとシャワーを出し始めてから、服を脱ぎ始める。
(ふー汗 かいた…)
ポイポイっと服を籠に放り込んで、出しぱなしのシャワーに入る。
「ううううう いいい♡」
シャンプーをプッシュして、頭を洗い出す。
「おりゃりゃぁあ」
高速洗いで隅々まで洗う。
ザァァァァーーと流す。
あとは体をササッと洗って流す。
「よーし シャワーオッケェー」
ノズルを止め、体を拭きながらバスルームを出る。
(ニノ…もう行ったかな)
ハーフパンツを穿いて、シャツを持って、部屋を出る。
ニノの部屋の前
(起きているかな…一応ね…ノックして)
コンコン
控えめに扉を叩く。
反応なし
(うーん 弱かったかなぁ…)
コンコン コン!
さっきより強めにノックをする。
反応なし
(これでもダメか…じゃ、こんなのは?)
コン! コンコンコンコン
(木刻み連打!!!)
N「なにバカなことしてるんですか?」
背後から、ニノの声がした。
「え?」
振り向くとニノが立っていた。
「あ💕おはよ」
笑顔で挨拶をする。
N「朝から…もう、ちゃんと服着なさい」
呆れた顔のニノがカードキーを刺して、部屋に入っていく。
(なーんだ 部屋に居なかったのかぁ)
N「ちょっと 勝手に入ってこないでください」
部屋に入って直ぐに、ニノに廊下に出される。
「え?なんでよ?
さっき 早く来い みたいな感じだったのに…」
N「悪夢を見たんですね 可愛そうに…」
大きく頭を振るニノ。
N「業務連絡見たでしょ? 翔さんの部屋に行って、ちゃんと 仕事モードになっててください」
ニノが言うだけ言って扉を閉めた。
「えーーーー」
ニノの部屋の扉に縋りつく。
(さっき見た 海と空の色とか話したかったのにぃ)
フワッとコーヒーのいい匂いがする
(翔ちゃんの部屋から?
そうだ! 翔ちゃんに話そう!!)