• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第9章 特別製の舞台


カメラ②視点

チーフ「大野についてくれ!」

カメラマン「はい!よろしくお願いします!」


O「こちらこそ…」
 照れたような微笑みを浮かべる大野。

カメラマン「では、ステージの方に行きしょう」

O「そうですね」
 ステージの方に歩き出すスタッフと大野。


カメラマン「大野さん昼間一度も会いませんでしたね?」

O「あ…うん。ちょっと僕も別行動だったんで…」

カメラマン「そうなんですか!」

 大野は困った顔をしながら階段を上る。



 階段を上がりきると、目の前に広がる風景に大野の表情が変わる。


O「おお きれい!めっちゃきれいじゃん!!」
 大野は海と空のオレンジ色に目をキラキラさせる。

チーフ「おお。オレンジ空…」

O「スゲエなあ!!」
 ハワイの夕焼けに感動している大野。


 メインステージに向かう大野は、ずっと綺麗に染まる空と海を見ながら歩いている。


M「どうよ!良い感じでしょ♪」
 ステージ中心でスタッフと話している松本が近づいてきた大野に気づいて、話しかけてきた。

O「いい感じ過ぎて、言葉がないよ…」

M「この風景をファンと共有したいんだ…」
 大野と同じ方向を向きながら言う


O「みんなで…」
 大野はもう言葉を発することはなかった。

 その美しい色を目に焼き付けるように見入っている。


M「・・」
 松本は大野をチラッとみて、ほほ笑む。



 二宮がマスク姿でステージの隅にスタッフと一緒に立っている。
/ 693ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp