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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第8章 その船…この船?


二宮視点

M「Thank you!」

A「キャプテン Thank you」

「Thank you」
 船長に声を掛けて足早に船から下りる俺。


(あー、大地に足が付くと落ち着く!!よかった…)

 足元が揺れない大地を強く踏みしめる。


A「このあとリハだよね?」

M「とりあえず… …」
 マー君と潤くんが次のスケジュールに向かって歩いていく。

 二人について行く。


(あれ…?
 まだ…揺れてる感じがする…

 体…無理はしないようにしよう…)


 建設中のコンサート会場までは目の前だったので、スタッフと一緒にバスで会場に向かう。


 車にのるとそこに、小型カメラを持ったスタッフが待っていた。


(えーこの中にもカメラ入るの…

 少しでも寝たかったのに…)


M「日暮れ見たいから、早く行きたい!」

運転手「はい」

カメラマン「日暮れに何かあるんですか?」

S「夕暮れに合わせのコーナーがあるから、そこにピッタリ入るか…
   どうかだよね?」

M「そう…
  そこ ハメたいんだけど、現在あまりうまくハマってない…

 “なんてこった!”」


 車の中で、潤くんと翔さんが話しているけど…話に入る気分じゃない。


(…頭がボーとする…)


A「どの時間が一番きれいなんだろうね?」

M「こっからだろうね。たぶん。陽ももっとあれば、きれいそうだけど…」


A「どんどん綺麗になっていくのかな?」

M「これ、気持ちいいよね。この感じね」

O「うーん。超綺麗だね」

A「超きれい…」


「うん…」
 外を見ているのに、瞼が重い。


(いまからリハなのに、眠いなぁ…)



 車内の会話をぼんやり聞いているうちに、コンサート会場に到着した。
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