• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第8章 その船…この船?


櫻井視点

スタッフ「出発の絵を取ります」


M「嵐でーす!」
 潤が声を上げる。

 後部デッキで手を振る五人。


A「世界中に嵐を巻き起こします!」
 両手を上げて満面の笑顔を見せる雅紀。


N「やめなさいよ」
 テンションの高い雅紀のお尻をはたくニノ。


 船が動き出した。


A「行ってきまーす」

「行ってきまーす」

 雅紀と一緒に桟橋から手を振るスタッフに手を振っている。



M「当時の旗を再現したって!どう?」

 嵐の赤い旗を広げる潤。


N「もっとデカかったけどね”嵐”」
 旗の中の文字を指さすニノ。


O「この”嵐”社長が書いたんじゃなかったけ…」
 嵐の文字をマジマジとみている智くん。


「後ろの絵 全然覚えてねえんだよ」


コンサート会場が見える入り江の近くで停泊した。


 船の上の写真を確認する。

M「下(しも)から リーダー 私 相葉くん ニノ 翔くん」

「指さしている?」
写真を確認する。

スタッフ「指さしてますね」

 それぞれの体の角度を確認する。

スタッフ「大体…そんな感じですね」

「ニノ…おいでよ」


N「よし おりゃ!」
 気合いを入れて俺と雅紀の間に入ってくる。


スタッフ「相葉ちゃんがニノの肩に手を置いてますね」

A「こっちの手の角度、大丈夫?」

スタッフ「はい!大丈夫です」


カメラマン「取ります!!はいOKです」



N「よぉうし帰ろう!!」
 ニノはすぐ、椅子に座った。


(船酔いは…今回はなさそうか?…顔色は変わらなかったな…)


スタッフ「キャプテン!キャプテン!」

A「寝ちゃった?」


スタッフ「キャプテン!爆睡!」


A「帰ろう!」

「キャプテーン」
(ニノの為にも早く起きて!!)


A「ナビかな?」
 操縦席を興味本位で触ろうとしている雅紀。

 智くんは雅紀の行動をふふっと笑って見ている。


N「余計な事すると、揺れるから やめなさいよ」
 ニノが困った顔をしながら言う。

スタッフ「今のうちに着替えますか?」

N「着替えたい!」

「一緒に行こう」
ニノと着替えにいく。

 着替えが終わったころ、キャプテンが運転席に戻ってきた。
/ 693ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp