第8章 その船…この船?
二宮視点
船のエンジンがかかる。
O「お!いいね」
船のエンジン音に興奮する智さん。
A「もう動かすの?」
スタッフ「はい。衣装に着替えてください!」
M「俺は、再現だからコレ着るけど、初めてでの、この衣装なら着ないよ」
カメラマン「好みじゃない?」
M「好みってわけじゃないけど…なんかチガウって感じなんだ…」
S「松潤のセンスにはそぐわないそうです」
カメラマン「そぐわないかぁ(笑)」
A「俺もこの衣装よりさっきの衣装の方がカッコいいと思う」
衣装の柄を確認しているマー君。
カメラマン「さっきのシャツは今着てもいいもんね」
スタッフ「俺、あのシャツ。欲しいです」
S「ほんと?」
スタッフ「はい!」
S「逆に…今だからかもね…あん時本当にイヤだったからね…」
(短時間で終わらしたいので、早く着替えてください。お願いしますよ…)
O「なんだか、手ぶらがもったいない!」
A「竿とか?」
O「そう。こんな船から垂らしたら♡」
A「大物釣れそう?」
能天気のマー君と海釣りLOVEの智さんが楽しそうに"本当に楽しいそうに"話しているのを、ため息を吐きながら聞いていた俺。
(こっちは、こっちで話が盛り上がってる…)