第8章 その船…この船?
チーフ視点
スタッフ「じゃ、船の記憶は乏しいんですね」
M「ごめんね。これ以上 出てこないなぁ」
A「思い出せない」
N「上は無いね…」
S「ニノはむしろ ここの場所より 下の方が記憶あるんだよね」
N「俺 下の方が記憶あります
あの、僕は船酔いしちゃうんで、下でずっと寝てた記憶がありますね」
M「でも、うれしいよね」
A「そうだね」
M「たまたまだけど、こうやってね、その15年前に実際
自分たちが乗せてもらった船に、もう一回 こうやって乗れるのは
うれしいっすね」
A「この縁でリーダー これ 買い取るんでしょ?」
両手をポンポン叩いて笑っている二宮。
O「そうだよ 記念にね!」
N「さすがですね」
S「リーダー すごいね(笑)」
M「金もってるなあ!」
O「やめましょうよ(苦笑)」
A「えー止めちゃうの?楽しいのに(笑)」
O「本当に買わないといけなくなったら困る!」
M「誰も本気にしてないよ」
O「だから、今のうちに、やめるの!」
S「はいはい。寸劇おしまいです!!」
スタッフ「デビューの時の思い出とかは?」
S「あの時は、ものすごくバタバタして、あんまり記憶に無いですよね…」
M「て、いうか
俺らも状況 分かってなかったし、その、来てくださったマスコミの
皆さんも 誰がメンバーなのかを知らないから…
この船で デカい客船に横付けするわけですよ
“この人たちが、次にデビューする嵐です”って言わてるんだけど、
カメラマンの人たちが”これ 誰だ?”って言いながら
“誰がいる?誰がいる?”って言いながら、
写真撮ってた記憶は すごいある」
S「記憶は、みんなバラバラなんですよ。どこかのタイミングでみた
映像が、自分の記憶になっている事が多くて…」
N「俺は、ゴムボートで客船に渡る時からしか記憶にない」
O「俺も、この船の乗り換えるとこが、めっちゃ怖かったことは
覚えている
だから、そこの下で翔くんが、さっき覚えてるっつったのは、
たぶん 乗り継ぎが メチャメチャ怖かったんだよね」
M「そうだよね」
N「海上でやったからね」
A「そうだね」
O「だから、そういう記憶ばっか」
S「断片的なんだよね」
O「そう…」