第7章 記憶の風景
二宮視点
M「ニノ?チーフと何話しているの?」
潤くんが、険しい顔して近づいてきた。
(さすが 潤くん!翔さん絡みはすぐ嗅ぎ付けるんだから…
でも、これは俺の仕事です…)
「いまね!
『仕事抜きで、記念写真撮ろう』って話していたの!」
嵐コンテナハウスに置いておいた俺の私物デジカメを、チーフと潤くんに見せる。
チーフ「二宮の私物…だったな…」
チーフが話を合わせてくれる。
「そうそう!ねーいいでしょ?」
ワザとらしく『おねだりポーズ』をチーフに向ける。
M「あー俺も欲しい。雨やんだし!ね♡いいでしょ?」
潤くんが一緒におねだりしてくれた。
チーフ「…ふふ。車に帰るまではいいぞ」
『ガキ』っとあきれた顔をしながらも、許可をくれたチーフ。
M&俺「「わーい」」
チーフの顔の意味をわかっていたから、俺と潤くんは『ガキ』らしい返事をした。
自分のデジカメを起動して浜地にカメラを渡す。
スタッフ「あのぉ」
チーフにスタッフが近づいてきた。
チーフとスタッフが話しをしている。
松本視点
(バーカ バレバレなんだよ
お前がチーフに何かお願い事をしていたのは確かだ
それが、俺たち『嵐』にとって大事なことなんだろ?
でもさ、あんまり、自分だけで動くなよ。
俺にだって動かせるコマはたくさんいる。
一人で動いて、一人で傷つくな…
唯一のタメなんだぞ 手組もうぜ)