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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第101章 確認する!


大野視点

M「別に、カッコよく言わなくていいんだよね?
 リーダーが精霊様に対してとか、俺たちの今までの事やなんやらを言えば?」
 松潤が思うがまま言葉を口にする。


S「ほら 松潤も言ってるよ?」
 翔くんが手帳を戻してきた。

「でもぉ…」
(翔くんの頭の中…)

「もっとかっこいいの…」
(違うこと一杯にして、クリシュナの気配を感じてほしくない)


S「わかったよ、リクエストは『かっこいい感じ』ね?」

「うん!」
(やったー)

M「いいの?」

S「いいさ、長々してるのもな」

M「甘いんだから~」

S「じゃ、ちょっと、考えるね」
 目を閉じる翔くん。




ワクワクしながら翔くんを見ていると「そんなに 独占したいの?」と松潤が聞く。


「したいよ」
松潤の顔を見ずに答える。


(ずっと一緒に居たいよ
 でも、それで翔ちゃんが傷つくならって身を引く覚悟をしたのに…

 あの時
 大好きな気持ちをどう表現するかを、教えてくれたのは、潤だろ…)


M「その感情は『リーダー』なの『中のヤツ』なの?」
 質問が来た。


「松潤!!」
慌てて松潤の表情を確認する。


(おま、今、中のって)


 松潤の目力に押し返されそうになる。


(う!攻撃性の目で俺を見つめるな!

 止めろ!

 その目 めっちゃ怖い!)


M「うん。ちゃんとリーダーだ」
 エンジェルスマイルの松潤。


(え? どういう…)


M「俺が許したのは、リーダーだけ だよ」
 肩をポンポンと叩いてニノと相葉ちゃんの方に行く。


(それは、どういう意味なんだろう…)


 松本潤のスマートに歩いて行く背中を見つめている。




S「…こんな感じかな、はい 案だよ」
 翔くんが手帳を持ってきた

「もう出来たの?」


S「うん はい」

「ありがとう…」


手帳を見る。



 翔ちゃんらしい ちょっと 硬い 挨拶文がかかれていた。


(わー さすがに これは 長いな…


 考えてくれって頼んで、使わないって…ねー そりゃ ダメでしょ…)

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