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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第101章 確認する!


二宮視点

「まったく あの二人の間で遊ぶとは、いい度胸ですね?」
 抱きついてきたまーくんの背中をポンポン叩く。


A「遊んでないよ? 翔ちゃんが似てるっていうから」
 『何でそんな事聞くの?』と言う顔で俺を見るまーくん。


「似てる?」
気になる言葉をリポートする。


A「うん」
 まーくんが、自信満々な顔で返事をした。


そして『自分で言うのも恥ずかしいけど』と、ちょっと声色を変え困った顔を見せた。



(え? 今のはなに?)

まーくんの行動に思考がついていかない。


 そのうちにまーくんが『へへ 似てるでしょ?』って見つめてくる。

(モノマネ?誰の?ああ『翔さんが似てる』だから…)


挨拶をするリーターの姿を思う出す。

(さっきの挨拶の真似?)
「はぁー」
両手をダランと脱力する。

(似てないよ)


横目で見つめあう二人を見る。


(よくまー
 このクオリティで、似てると言えるね…さすが『翔さん』と言うべきでしょうね…

 でも、俺もあれでリーターってわかるのも、マニアでしょうか)


 腕を組んでいる潤くんが、なにか言っている。
 うんうん頷く翔さん。

 コクッと大きく頭を落とす大野さん。


(二人ががりの説得?で、何とか承諾って感じかな…)


間の抜けた顔で突っ立てるまーくんの存在に気づいた。

(あ、ごめん、放置してた…)
「ほら あっちも 話がまとまったみたいだし、本番にしますよ」
まーくんに声をかける。

A「はーい!!」
 元気よく返事が帰ってきた。


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