• テキストサイズ

虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第101章 確認する!


相葉視点

O「あ!」
 大ちゃんの大きな声が聞こえた。

(え?なに?)

顔を上げると「翔くんから離れて!」と、俺の襟を持とうと手を伸ばしいた。


「えー、翔ちゃんお墨付きだよ?いいじゃん!」
ぴょこっと顔だけ出す。

O「お墨付きって!」
 なに!っと声が聞こえそうな顔の大ちゃん。


(怒ってる? なんでだろう?)
「さっき大ちゃんのものまねしただけだよ?」
翔ちゃんの背中を押さえながら大ちゃんに伝える。


O「はぁ?」
 眉間にシワを作る大ちゃん。

(こわ!やっぱ怒ってる!)
「似てるって言われたの!」
翔ちゃんの背中に隠れる。

O「誰に!」
 大ちゃんの手が俺の肩を触る。

(ひぃ!)
急いで肩を引く。

O「逃げんな!」
 大ちゃんの手が、ものすごく早く迫って来る。


(大ちゃんが掴もうとするから、逃げるんだよ)
「いいじゃん!翔ちゃんが良いって言ったもん!」
手から逃げる。


O「翔ちゃんが良いって言っても、ダメだ!」
 大ちゃんの手がドンドンスピードを上げる。


「は!ほぉ!」
翔ちゃんの肩に手を追い状態で大ちゃんの手をかわす。

(なんか モグラ叩きみたい🎵)
ちょっと楽しくなってきた。



O「いいかげん、離れろ!」
 大ちゃんにグッと上着の裾を持たれて引っ張られた。



(ふざけちゃったから、やられたぁ)
「いぃやぁー」


クルクルっと体を回転させる。




N「はいはい、こっちいらっしゃい」
 カズが両手を広げて俺を呼ぶ。

「かずぅ~」
俺も手を広げて飛び込む。





N「まったく あの二人の間で遊ぶとは、いい度胸ですね?」
 あきれ顔のカズ。


「遊んでないよ? 翔ちゃんが似てるっていうから…」(最後のモグラ叩きは、遊んだか…)

N「似てる?」

「うん『自分で言うのも恥ずかしいけど』」
自信満々で大ちゃんの真似をカズに見せる。


 目を見開くカズ。


(へへ 似てるでしょ?)


N「はぁー」
 両手をダランと脱力するカズ。


(あれ? 思った反応じゃない…)


N「ほら あっちも 話がまとまったみたいだし、本番にしますよ」


 大ちゃんと翔ちゃんが話し合ってる。
 その二人を腕組みしてみている潤ちゃん。


「はーい!!」
/ 693ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp