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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第100章 リハだよ


松本視点

 小さく頷くリーダーから離れる翔くん。
 すーっと息を吸い込み、真剣な顔で正面を向くリーダー。


O『今の僕らが ここハワイで 嵐としているのは
  たくさんの人たちの 愛を
  奇跡を集めた結晶です

  自分で言うのも恥ずかしいけど

  イケメンぞろいのジャニーズ事務所 所属
  平均年齢30越え
  超自然体 アイドル 嵐の大野智です』



「ココで!」
キーボードを押す。

 効果音 キラン!! 演出効果 キラキラ
 俺の用意した効果の中にとびっきりの大野智が立っていた。

(うん いい感じだ!)

A「おぉ! リーダーカッコイイぃぃ」
 相葉くんが笑顔で声を上げる。

S「よ!我らがリーダー!」
 翔くんも声をかける。

(本番に向けて、微調整は…)


 しゃがみ込むリーダー。
 ニノが慌ててリーダーに駆け寄る。

(力のバランスは悪くなかったぞ? その他の力?何が多い?少ない?)


モニターの数値を確認する。


 直ぐに顔を上げた大ちゃんが何か言っている。
 カズもしゃがんだ。



S「はは!」
 豪快に笑う翔さん。
 相葉くんも笑っている。


(二人、なに楽しんでるんだろ…後で教えてくれるかなぁ)




O「相葉ちゃん!」
 リーダーが勢いよく立ち上がり二人の方に走りだした。

N「あ!ちょっと!」
 ニノが慌てて立ち上がるが、無理に追い掛けない。


(原因を知ろう)「どこが不具合?」
ニノに近づく。

N「んー 挨拶の文章が単語だったから、気に入らないって…」
 三人がワイワイしている方を見つめるニノ。


「じゃ あれなに?」
三人を指さす。


 翔くんを挟んで、相葉くんとリーダーがモグラ叩きでもするように、交互に動いている。



N「さぁ いきなり走り出したので、分かりません」
 ムスッとした顔で両手を広げ、肩を上げるニノ。


(翔さんが困っているなぁ 助けた方がいいのかなぁ)


O「いいかげん、離れろ!」
 力一杯相葉くんの腕を引っ張って、翔くんを引きよせるリーダー。


(力技…)




弾かれたような相葉くんが「いぃやぁー」とクルクルっと体を回転させる。


N「はいはい、こっち いらっしゃい」
 両手て誘導するニノ。

A「かずぅ~」
 ニノの広げた手よりも大きく広げて飛び込む相葉くん。

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