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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第100章 リハだよ


二宮視点

O『今の僕らが・・・嵐の大野智です』


M「ココで!」
 潤くんがキーボードを押す。

 効果音 キラン!! 演出効果 キラキラ

ステージの上の大野智を引き立てる。

(うん よし!力の淀みはない!)


A「おぉ! リーダーカッコイイぃぃ」
S「よ!我らがリーダー!」
 まーくんと翔さんのが声をかける。


 大野さんがしゃがみ込んだ。


(どうしました!)
急いで駆け寄り「どこが 不具合ですか?」と問う。

O「にのぉ これ お前何にも考えてないだろ?」
 不機嫌そう顔で見上げる大野さん。


「え?どうしてですか?」
立ち上がらない大野さんと同じ高さになるようにしゃがむ。

O「ほとんど単語じゃん…こんなの挨拶じゃない」
 再び顔を下げる大野さん。 

(お気に召しませんでしたか…)



S「はは!似てるぅ」
 豪快に笑う翔さんの声が聞こえた。

 マー君も むふふ と笑っている。


「あぁ まだバカがバカしてる…」
(翔さんが笑っているから、大したことはしてないと思うけど…)


O「相葉ちゃん!」
 大野さんが勢いよく立ち上がり二人の方に走って行く。

「あ!ちょっと!」



M「どこが不具合?」
 キーボードを連れながら潤くんが近づいてきた。

「んー 挨拶の文章が単語だったから、気に入らないって…」


M「じゃ あれなに?」
 三人の塊を指さす潤くん。


A「いいじゃん!」
O「ダメだ!」
 翔さんを挟んで、マー君と大野さんがモグラ叩きのような動きをしていた。



「さぁ いきなり走り出したので、分かりません」
両手を広げて肩を上げる。


M「ニノにわかんないなら、わかんない事が気になったのかな?」
 呪文のような言葉をブツブツ言っている潤くん。

「とにかく、行きましょう」

 翔さんが後ろのマーくんと前の大野さんを交合に見て、困っている。


O「いいかげん、離れろ!」
 力一杯まーくんの腕を引っ張って、翔さんから引き離す大野さん。


A「いぃやぁー」
 クルクルっと体を回転させ、着地点を探しているマーくん。

(もぉ、行き当たりばったり!)「はいはい、こっち いらっしゃい」
 両手を広げる。

A「かずぅ~」
 まーくんが笑顔で両手を広げ飛び込んできた。



(なんなの この茶番は!)
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