第82章 魂の宴　挨拶は誰がする？

櫻井視点

　渡された手帳を覗く智くん。


（どぉ？　いい感じでしょ？）


Ｏ「おお。さすが和也」
　智くんが満足そうな顔が和也をみた。


Ｎ「へへ」
　智くんの反応に嬉しさが溢れる和也。


（表情が良くなったね　よしよし）




Ａ「俺にも見せて！」
　雅紀が智くんに跳ねながら近づく。

Ｏ「いいよ」
　智くんが手帳を雅紀に渡そうとする。



Ｎ「アイバカさんには見せません」
　手帳をスッと取り上げる和也。


Ａ「え？」
　驚いた顔の雅紀。

　手帳を胸に隠す和也。

（もう　またそうやって雅紀で遊ぶ…）


Ａ「なんぁんでよ!!てかぁ、バカ言うな！！」
　頬を膨らませて言う雅紀。

（お！今日はちゃんと反撃したよ）

Ｎ「あなたに原稿読まれると、ネタ駄々漏れです」
　雅紀を見ながら笑い続ける和也。

（オアソビが続くと長くなるから、ここで切るか…）

Ｏ「見せてやれよ。まだ誰がするか決めてないんだからさぁ」
　智くんが和也の肩をポンポンする。


（そう　オアソビは終わりな）
「これが“原稿の基礎”ってことで、後は挨拶する人が肉を付けようでいいよね。潤？」
道筋の案をだしつつ潤を巻き込む。


Ｍ「お！いい案だね」
　案にすんなり同意する潤。



Ｎ「みなさんがそう言うなら、構わいませんけど…」
　口を尖がらして下を向く和也。



Ａ「みぃせて！」
　雅紀が和也に声を掛ける。

Ｎ「はい…」
　素直に手帳を渡す和也。

（あら、以外と簡単に渡したね）

Ａ「わ～い」
　嬉しそうに受け取た雅紀は　直ぐに手帳を開く。


（ふふ、そんなわざとらしい事しなくてもいいのに…）


Ｎ「はー　早速だけどさ　する人決めましょ」
　手を軽くコネコネ動かしながら潤に声を掛ける和也。


Ｍ「俺たちのやりかたでね」
　口角を開ける潤。


Ａ「じゃぁ🎵　やりますか？」
　ぶんぶん腕を振っているジャンケンをアピールする雅紀。



（ふふふ　やりましょう！）「俺たち　らしい決め方だね♪」
袖口のボタンを一つ外す。


Ｏ「よし！」
　智くんも笑顔で拳を上げる。

　メンバー全員拳を見せながら笑顔になる。

（ではでは）

Ｏ「最初は！」
　智くんの掛け声が合図。



「「「「「グー!!じゃんけん ぽん」」」」」