第77章 魂の宴 挨拶そっちのけ?
相葉視点
M「じゃ、俺は?」
潤ちゃん腕を組んでいる大ちゃんに話しかけた。
大ちゃんは ん?みたいな顔で潤ちゃんを見た。
その対照的な顔をしたのは翔ちゃん。
(わ!怖い顔ぉ)
M「ねぇー りいだぁぁ?聞いてる?」
考えてる大ちゃんに必死に自分をアピールしている潤ちゃん。
(腕まで掴んで、必死だねぇ)
大ちゃんの横に居る翔ちゃんは、顔をゆっくり下げてアヒル口にしている。
(わー 翔ちゃんが拗ねたぁ… しかたないなぁ…)
「松潤は〝イケメンアイドル〟だよ!」
大ちゃんの代わりに潤ちゃんのアイドルに名前を付けた。
え? っと言う顔の三人。
(ふふ 俺がつけちゃった♡)
「一番カッコいいもん!」
潤ちゃんにウインクする。
ウインク効果かな?「そ、そりゃ、どうも…」って照れながら嬉しそうに笑う潤ちゃん。
(カズみてみて!潤ちゃんが笑ってくれた!!)
俺の行動で笑顔を引き出せた事を自慢したくて、カズの方に顔を向ける。
カズが下を向いている。
(あれ?? どうしたの?なんで、カズが下を向くの?)
大ちゃんがカズの顔を覗くようと首を傾げる。
(テンション下がってる? それとも この流れがイヤ? 何か言わなきゃ!!)
「はい!〝愛の結晶〟ってどう♪」
大きく手を上げて、みんなを俺に注目させる。
三人は俺を見てくれる。
肝心のカズが見てくれない。
(こっち向いて! コメントちょうだい!!)
カズの顔が見えるように近づく。
N「…子供ですか?」
機嫌の悪い目で俺を見る。
(そんな目で見ないで…)
「ダメ?いいと思ったけど…」
(みんなの愛があって俺たち ココにって思ったんだけどなぁ)
周りを飛び交う霊体を目で確認しながら言う。
M「愛より〝奇跡の結晶〟の方が良くない?」
潤ちゃんが言葉について触れる。
S「奇跡の方が いろんな 意味を持てるよね」
翔ちゃんもコメントくれた。
カズが何も言わず、大ちゃんの後ろに隠れる。
大ちゃんが後ろに隠れたカズを困った顔で見ている。
(ほかに…何かないか!
ニノが カズが好みそうな…言葉ぁぁ
あーもう! ゼンゼン出てこない!)