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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第6章 仕事へ 歩き出す


大野視点

 車の中で、外の風景を見ていた。

 カメラなどを持ったスタッフが数人。

 パイナップル畑の方に入って行く。


(あっちから入るのかな?)


智専属「大野さん…もう…大丈夫ですか?」
 運転席に座る橋本が小さく声を掛けてきた。

俺の専属マネ
橋本 千太郎(はしもと せんたろう)

 口数が少ないから、存在感があまりない。


「…うん…ごめんね…」
体を起こして橋本の方に近づく。


智専属「姫から連絡来てました…」
 橋本がジッとこっちを見ている。

「うん…また、助けてもらっちゃった」
肩をすくめてうなだれる俺


智専属「姫の役目でございます」
 橋本はそっと俺の肩に手を乗せる。



ピピ
 マネの胸ポケットの受信機から音が聞こえる。

「そろそろ?」

智専属「はい」


「わかった。仕事してくる…」

智専属「楽しんでください」

「うん。ありがとう…」
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