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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第6章 仕事へ 歩き出す


二宮視点

ズゥーズゥー 翔さんの携帯が震えている。

S「はい……はい…わかりました。また連絡ください」

N「何ですか?」
(せっかくの翔さんが櫻井モードにもどった)



S「今ちょうど、ツアーの車が近くに停まってるから、そのまま待機だそうだ」

 カーテンを開いて、観光バスを指さす翔さん。


≪あのバスすぐ出る?≫

{確認する…}


 パイナップル列車が到着。



A「みて!列車が来た!乗りたーい」
 窓から飛び出そうな勢いで外を見ているマー君。


≪あれは?≫

{列車はあれが最後の便。客はあれで居なくなる}

≪そうか…≫


M「結構人がいるな…出れるのかな?」
 潤くんが外の人たちを見ていた。


「あの列車が最終だよ。
 お客さんおろしたら、今日はもうおしまい。
 動いたら、入れるんじゃない?
 ここにいるのも、それまでの時間だよ」

何気に、情報を口にしてしまった。



M「よく知ってるね。調べたの?」
 潤くんがニヤッと笑う。


「え?(ヤバっ)
 あぁそうだよ。
 私は皆さんと違って、昼間はコンテナハウスに居ましたからね!
 スケジュールの時間や場所の情報は把握済みです」

(やばった…情報をこぼしてしまった…)

A「別れてからずっと?何してたの?もしかして、腰とか?大丈夫?」
 心配そうなマーくん。


(なぜ、あなたは、いつも腰を気にするんだよ!)


「腰とかじゃないから、ゲームしていただけです」

A「ほんと?無理しないでね?」


「あなたに言われたくありません!」

(あー潤くんが笑ってる!もう、なんだよ…まぁいいけどさ…)
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