第64章 虹の道を歩きながら
松本視点
S「いや『頭を働かす』と『考える』は 違うと思うよ」
翔さんがリーダーと相葉くんに声を掛けるけど、二人ともは取り合ってくれない。
(完全に天然の二人で楽しんでるから 翔くんの心の嘆きはとど来ないよ)
N「同感です…」
ニノも苦笑している。
(頭の回転が速いヤツ程ほど苦労する
苦労しろよ
俺が 一人で泣いていた あの時間に比べてたら へでもねーだろ
あんたらの
ほんと あんたらが…もっと… …
おっと! 俺が沈んでどうする!
まずは )
「あのー 相葉くん いつまで俺の指を掴んでんのさ?」
少し声を変えて相葉くんに声を掛ける。
俺の声にちょっとビクッとする相葉くん。
(ヤバい 顔が緩む
なぜか 相葉くんのビクついた時のオーラ好きなんだよね♪)
A「ツンツンしないなら 放して上げる!」
珍しく強気の相葉くん。ふふんと、顎を上げて笑った。
「なにぃ その上からな発言! 離さなくても、こうすれば!」
俺は掴まれた指のある腕に力を集め、相葉くんの腕ごと持ち上げる。
あっという顔のした相葉くん
(不意に動かすと 対応遅いぃ)
相葉くんの丸見えになった脇にフリーの手を入る。
「コチョコチョ!!」
ガキみたいに声を出しながら擽る。
A「ひゃぁあぁ!」
相葉くんは面白いように悶えて暴れて俺の指を離して離れていく。
「ふふふふ 俺に勝てるとおもうなよぉ」
(勝った!!)
A「くーーー」
悔しそうな相葉くん。
{皆様 宴の地が見えてきました}
メネフネの声が俺たちの意識を一点に集める。
N「あれですかぁ」
遠くを確認するそぶりをするニノ。
メネフネの虹はこんもりとした小山に続いていた。