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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第51章 末ズ オアソビ続く?


二宮視点

ずっと見上げているのに、マー君は色々考えているようだ。

(ちょっと…悩み過ぎじゃない?)


M「そんなに、詰め寄るとマーが引くぞ な?俺と歩くだろ?」
 マー君を引きよせる潤くん。


「和子のなの!」
グイッとマー君の手を引く。


 よろよろするマー君。


M「オレんのだ!!」
 潤くんが胸を突き出して寄って来る。


A「ちょっと!なに」
 マー君が俺たちの茶番を必死に仲裁する。


A「翔ちゃんも笑ってないで、止めてよ!!」
 翔さんに助けを求めるマー君。


(翔さんは参加しないよ。たぶん…)

「和子のなの!」
M「オレのだ!!」
 完全にふざけた顔で、胸を軽くぶつけ合う。


A「もう!二人とも!!いい加減に」
 必死で俺たちを引き離そうとするマー君。

(そんなに必死になるのに)「俺(たち)の手、離さないんだね」
嬉しくて、マー君の腕にスリつく。


A「え…」
 マー君が固まった。


「ふふ やっぱり マー君は優しい🎶」

(俺なら、慌てて手を離すのに… ん?)

「なに?なにか気になる事があるの?」

A「ぅんとね…さっきさなんで『バージンロードの歩き方』練習してたの?」
 モジモジしているマー君が、申し訳なさそうに言う。

「ん
(あぁオアソビだからね…なんて言ぉう…)

 ほら、もうすぐ『精霊の宴』行くじゃないですか?」


A「う。うん」


N「さっき 潤くんに『歩き方』を習っていたのは、その為です」

A「そ?そのため?」
 頭の上に?出るマー君。


「神前式の足の進め方が一番『人』として 精霊様の前に進む時の作法に近いと言われてます」

(デマカセですよぉ)

A「そうなの!」
 表情が輝き出した。

M「ほう。そうだったのか」
 秒読みの潤くん。


「ええ。」
(ヤバい笑いそう…)

「相葉さんでも、知ってるでしょ?『神前式』って言葉」
笑いを堪えて思いつくままいう。


A「神様の前で式をする結婚式だよね?」


「そうです。
 神様の前では『神前式』仏様の前では『仏前式』じゃ精霊様の前でするのは?」

(はい。答えて!)
目をパチパチさせる。

A「セイレイゼンシキ?」
 疑問形で答えるマー君。


「ふふ♪」(良い答えです)
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