第48章 ちょっとオアソビ♪
松本視点
(オアソビに付き合ってやると言ったけど、何しようかな?)
横を歩く四人を見ながら、考えている。
嬉しそうなリーダーの横顔
柔らかい微笑みを浮かべる翔くん。
ものすごくご機嫌なニノ。
ただ歩いているだけなのに楽しそうな相葉くん。
光沢のあるタキシードを来た五人が、虹色に輝く道を歩いている。
「なーニノ?タキシード着て歩くって…結婚式みたいだね♪」
思った事をそのまま言葉にした。
N「結婚式?」
ニノが聞き返してきた。
「そ!なんかさ。皆の顔 見てたら思ったんだ!」
N「そうだね… Jは『花だん』で結婚式したんだったね」
ニノがニヤッと笑う。
「まーね♪疑似体験は、した!」
結婚式の光景を思いだしていると「結婚式ってバージンロードを歩くんだよね?」とニノが聞いてきた。
「まーな…」
(それが、なに?)
N「歩いたんでしょ?教えてよ!!」
キラキラした目で俺を見る。
(もしかして、オアソビの布石にするつもり?)
「いいよ♪ 足をね」
手を繋いだ状態で歩きながら、右足を出して左足を揃え、左足を出して右足を揃える。
N「こう?」
両手が塞がった状態でステップを踏むニノ。
「そうそう!いい感じじゃん♪」
(ちょっとギコチないけど、愛嬌だよ!)
「それの繰り返し♬」
なれたステップを踏む。
A「二人とも…なにしるの?」
不機嫌そうな顔で質問をしてきた相葉くん。
N「ん? 潤くんと… バージンロードの歩き…練習してる」
挙動不審なニノ。
(オイオイ キョドるなよ!)
相葉くんは『ふ~ん』みたないな顔で小さくうなづいた。
(あら、踏み込まないのねぇ~)
A「え?バ!バージンロード!」
驚いた声を上げる相葉くん。
(お!!そうこなくっちゃ!)
「こうやって歩いたら、結婚式みたいだね♪」
手を繋いだまま相葉くんを惹き寄せられた。
ニノが目を見開いて俺を見てる。
(ほら!ニノも何かアクションしろよ!)
顎をクイッと動かす。
N「Jがそうなら、俺はこうだな!」
手を繋いだまま相葉くんの腕にすがり付くニノ。