第48章 ちょっとオアソビ♪
二宮視点
M「なーニノ?タキシード着て歩くって…結婚式みたいだね♪」
潤くんが唐突に話はじめる。
「結婚式?」
話が唐突すぎて、聞き返した。
M「そ!なんかさ。皆の顔 見てたら思ったんだ!」
潤くんがニヤニヤしながら言う。
(おや?もうオアソビの仕込みですか…)
「そうだね… Jは『花だん』で結婚式したんだったね」
ニヤニヤしながら聞く。
M「まーね♪疑似体験は、した!」
潤くんが目を閉じ思い出している。
(真央ちゃんとでしょ?
かわいかったなぁ…俺の嫁もしてくれたし…)
「結婚式って、バージンロードを歩くんだよね?」
M「まーな…」
ちょっと驚いたような顔の潤くん
「歩いたんでしょ?教えてよ!!」
(どんな風に歩くの?)
M「いいよ♪ 足をね…」
潤くんが歩きながら、右足を出して左足を揃え、左足を出して右足を揃える。
「こう?」
両手が塞がった状態でステップを踏むのは、なんか変でギコチなくなった。
M「そうそう!いい感じじゃん♪」
潤くんはそれでも、褒めてくれた。
(ちょっとぉ ソレ どっちよ?
素直にとっていいのか?
アソビのフリ?
どっちでもイイけど…その笑顔…こっちが照れますよ)
M「それの繰り返し♬」
なれたステップを踏む。
A「二人とも…なにしるの?」
不機嫌そうな顔で質問をしてきたマー君。
(あ……)
「ん? 潤くんと…
バージンロードの歩き…練習してる」
マー君に『潤くんの笑顔にキュンっとした』なんて、知られたくなくて シレッと『ダンス練習中』的に答えた。
A「え?バ!バージンロード!」
驚いた声を上げるマー君。
(おや?そこに引っかかりました?)
M「こうやって歩いたら、結婚式みたいだね♪」
手を繋いだままの潤くんがマー君を器用に惹き寄せられた。
(え…潤くん?何するの?)
たぶん すごい顔をしていたんだろう
潤くんが『ドウだ!』とばかりなドヤ顔を見せる。
(あ!オアソビ中だったね!!よぉおし!)
「Jがそうなら、俺はこうだな!」
手を繋いだままマー君の腕にすがり付く。