第4章 ARASI doesn't know a secret.
チーフ視点
「時間がない。さっさと降りて来い!」
車が来て、少し待っていたが、一向に出てこないから、迎えに来た。
翔専属「あ!チーフ!!」
車から降りれない翔専属が手を振る。
「お前は降りなくていい!
二宮!
みんな連れて出て来い!」
車に乗っているだろう二宮に指示を出す。
N「はい!」
車の中から返事が返ってくる。
しばらくして、松本・櫻井・相葉と出てきた。
少し間をあけて、二宮に手を引かれた大野が出てきた。
(大野…無事きたか…)
ホッとした。
『ちゃんと飛行機に乗せた』と、連絡してもらっていたが、顔を見るまで、不安だった。
大野と目が合う。
大野が頭を小さく下げる。
五人が車から、俺の方に集まった頃、乗ってきた車から、翔専属が「やっぱり、私も!!」と騒ぎながら車から降りようとしていた。
M「チーフ?マネはダメなの?」
松本が質問してきた。
その質問に答えるより先に、
男「Be silent.」
男がマネを押し込むように車に乗り込んだ。
ドアを閉めた車の後部座席はもう見えない。
男「I'm hoping in order to meet a rainbow.」
訳 虹に遭遇するように望んでいる
運転席の窓をあけ、アロハポーズをした男は言った。
そして、車はどこかへ走り去って行く。
M「だめなんだね?」
松本も勢いに押されて、無理やり納得したようだ。
A「最後に言った言葉…なんて言ったのかな?」
相葉が、松本に質問している。
M「rainbow…I'm hoping in…」
言葉を思い出そうとしている松本
S「虹に遭遇できますように、祈っています?」
和訳をする櫻井。
N「すごい!さすがだね」
びっくりした顔をする二宮。
O「虹?そらぁ青空だよ…」
空を見上げる大野。
とても優しい風が吹いていた。