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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第34章 そろそろ休息に


大野視点

翔ちゃんが相葉ちゃんの所に走って行く

A「浜地マネにも頼まれてるから♪」
 親指を立てている相葉ちゃん。


M「送り狼になるなよ♪明日から、体ぁ使うんだから♪」
 松潤がニヤニヤ言う。

A「ならないよ!!!」
 小さい声だけど、ちゃんと返事をして、和也を追っかけて部屋を出て行った。


(あーなんかいいなぁ…おいらも追っかけて…来てくれるかなぁ)


S「潤。あんまり雅紀をイジルなよ…」
 松潤の額をペシっと叩く翔ちゃん。

M「だって、面白いじゃん!!」
 額を摩りながら舌を出す潤。


(おいらは…この人達にどうやったら…報えるのだろう)

周りに、小さい輝きが浮遊し始めた。


(そろそう、お迎えか…)


S「さぁ智くんも部屋に戻ろうか?」
 翔ちゃんがやさしい声で話しかけてきてくれた。


「えー…もう少し飲みたいなぁ?」
(ちょっとくらいは甘えてもいい?)

S「俺も飲みたいけど、戻って…準備しないと、あっちでニノに怒られるよ?」
 翔ちゃんが(怒られたくないでしょ?)って顔で首を傾げる。


「う~ん…それは困る…」
(和也がニノの時、怖いもんなぁ)



M「もう十分飲みました。買ったボトル殆ど空じゃん…」
 松潤が話しかけてきた。


S「空瓶見てると結構飲んだね」

M「飲んだの、ほとんどあなた達二人だからね?」

 二人が楽しそうに話をしている。


「(仲良く…仲良しって)いい…気持ちいいよぉ」
松潤を抱きしめる。

M「そのために、食事してもらったんだよ」
 松潤が俺を包んでくれる。


「量とか いい感じで。美味しかったよ♪ありかとう♪潤くん♡」
ありったけの心を込めて、お礼を言う。

M「どういたしまして!」



S「俺からもありがとう♪」
 横から松潤の頭を優しく撫ぜる翔ちゃん。

(いい子に育った…兄ちゃんはうれしい!!)


M「二人に誉められると嬉しいな♪」
 潤が照れながら可愛い笑顔を見せる。


(かわいいなぁ ずっとその笑顔を見える所にいたい…)


{我が君…そろそろお体を…}

「ん!じゃぁ おいら。部屋に帰る!」
呼びかけが聞こえてきたから立ち上がった。


M「うん。また後でね」
 手を振る潤。


「うん」
一回だけ大きく手を上げて歩き出した。
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