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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第34章 そろそろ休息に


松本視点

S「潤。あんまり雅紀をイジルなよ…」
 翔さんがメッと言うような顔で額を叩いてきた。


「だって、面白いじゃん!!」
額を摩りながら舌を出す。


S「ニノに見つかったら、エゲツない事されるぞ。俺は、そっちがコワイ!!」
 あまり怖くない睨みで俺を見る翔さん。


「だから、今してるんじゃん?」
(面と向かったら絶対負けるもん。負けたくないし…)


S「たく…」
 大きくため息をつく翔さん。

(分かってるんだよ。悪ふざけだって…でも、やめられない🎶)


使用済みの皿が乗っているワゴンをおして、キッチンに向かう。



S「さぁ智くんも部屋に戻ろうか?」

O「えーもう少し飲みたいなぁ?」


 翔さんに甘えた声を上げるリーダーの声。


(今日は…いいかな… 二人には色々我慢させてるし…)

「もう十分飲みました。買ったボトル殆ど空じゃん…」
テーブルに戻って、もう一つのワゴンの下にある空になった瓶をみた。


S「空瓶見てると結構飲んだね」
 翔さんも瓶を指さしている。

「飲んだの、ほとんどあなた達二人だからね?」
(ほんとお強いですね)

O「いい…気持ちいいよぉ」
 リーダーがフワッと抱きついてきた。


(おぉ…フワフワ…いい感じに酔ってますねぇ)
「そのために、食事してもらったんだよ」


O「量とか いい感じで。美味しかったよ♪ありかとう♪潤ぅくん♡」
 ふにゃふにゃな笑顔をくれるリーダー。

(リーダーに『くん』付けされると笑っちゃうね♡)

「どういたしまして!」


S「俺からもありがとう♪」
 翔さんの温かい手が俺の頭を撫ぜる。


「二人に誉められると嬉しいな♪」
照れるけど、今の気持ちを素直に言葉にした。



(俺はあんた達を…離したくない。どんな形でも、ここに居てほしいんだ)





O「じゃぁ おいら。部屋に帰る!」
 勢いよく俺から離れるリーダー。

「うん。また後でね」
手を振る。

O「うん」
 スタスタ部屋から出ていくリーダー。



S「潤!早くついて行ってよ」
 翔さんが俺に指示を出す。


「おれは、ココの片づけしないと…
 それに相葉くんが帰ってきた時、部屋 開けなきゃでしょ?」

扉の横に刺さったままのカードを指さす。
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