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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第34章 そろそろ休息に


二宮視点

M「ヒロミさーーん!!ココにダメな奴らがいますよ!!」
 窓に向かって大きい声を上げる潤くん。


(伊予さんの歌を勝手に替え歌にしたら、怒られるよね…)


A「潤ちゃんが呼んだら来そうだね。ひゃひゃひゃ」
 マー君が楽しいそうな声が聞こえる。



「ふふっ来たら、びっくりだよ…」

(ここハワイだよ…

 あぁでも、ヒロミさん…ハワイは庭って言ってたようなぁ)



遠くでみんなの声が聞こえる。


でも、どんな会話をしているのか、わからない




A「眠いんだろ?」
 マー君の声で聞こえてきた。


(どうして?マー君の声は聞こえるのぉ?)

「うーん…体…重い…」

(動きにくい…)


A「部屋いこう…」
 マー君の大きな手が俺の躰を触る。


(いつもなら、叩き落してやる…けど…)

「うーん。行く…」

(今日は、許して上げます…)

立ち上がる。


{誘導必要か}

≪うん。マー君に感づかれない程度に…≫

{承知した}


理解者達が俺の進む道を照らしてくれる。




 マー君が俺の側に絶妙な距離で立っている。


(あなたって、いつも近すぎるのに、こういう時の距離感ってすごいですよ…)


S「一人で大丈夫?」
 翔さんが側に来る。

(自分の部屋に帰るくらいできます…)


A「大丈夫!浜地マネにも頼まれてるから♪」



(何を頼まれたの…)


M「送り狼になるなよぉ…」

(潤くん…マー君にメンドクサイちゃちゃを浴びせないでぇ)


A「ならないよ…」


(ならないのぉ?まぁなれないだろうけど…

 ふふふ 先…行くよ…)
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