第24章 あの時の涙…今の涙
二宮視点
M「ゴホン」
潤くんが大きな咳払いをする。
翔さんの腕の力が一気になくなる。
M「もういいかなぁ?食事してね」
眼光鋭い潤くんがグラスを持っている手の小指でテーブルを指す。
S「あーなんか、ごめんね…」
ハハっと笑って座る翔さん。
O「そうだね。せっかく松潤が用意してくれたのに…」
智さんも座って箸を持つ。
「取り乱した…はずかしい…」
顔を両手で擦る。
(はー、まさか泣くなんて…それも…みんなの前で…)
M「相葉くん。手伝って」
潤くんがマー君を連れてキッチンに行く。
A「うん…」
マー君の背中に覇気がない。
(マー君 大丈夫かな…
俺が泣いちゃったから、泣く場所なくなったねぇ…
潤くんに泣きつけるかなぁ…)