第17章 相葉氏の部屋に集合。

相葉視点

　キッチンに入ると「おお！飲もう！！」っと翔ちゃんが近づいてきた。

「うん！！」
（大ちゃんも飲みたいって！！）
さっき来た布のかかったワゴンの布をめくる。


（ビールは下の段だ！　このバケツかな？）

ワゴンの下の段を覗くと、瓶ビールが入った金属バケツがあった。

（あ！すご！氷入りだ！）

「すごいね。
　ちゃんと冷えた状態をキープしてる！」
翔ちゃんに一本見せながら、頬に濡れたままのビールを当てる。


Ｓ「せっかく冷えてるのに、暖めてどうするのよ」
　翔ちゃんが瓶を指さして指摘してきた。


（やべ！お説教されたくない！）
小さく舌を出して氷バケツに戻して、まだバケツに入っていないビールを冷蔵庫に入れようとワゴンから離れる。


チラチラ翔ちゃんを見ていると、翔ちゃんがワゴンに乗っているカラフルなポップコーンを一つ撮んで食べた。

（みーちゃった🎶）


「つまみ食いはぁいけないんだよ♪」

Ｓ「味見だよ！」
　翔ちゃんが頬を膨らます。

「じゃ、俺も♡」
一つ摘まんで口にいれる。

（わ！甘い♡美味しい！！）


Ｎ「席はどうします？」
Ｍ「ここがリーダーで。そこがニノ。あとはどこでも良いよ」
　ニノと潤が席を話し合っている声が聞こえてきた。

（あ！）

Ｓ「潤が怒るから内緒な♪」
　翔ちゃんが人差し指を自分の口に当てる。

「もちろん♪」
（さっき、潤ちゃんに怒られたばっかりです）
笑って返事をする。


「これ、さっき注文した分？」
ワゴンを動かし始める。

Ｓ「そうだと思うよ」

　キッチンの入り口で俺たちを見ていた智くんの肩を掴んで、テーブルの方に誘導する。

（さ！みんなの所行こう！！）


「なに？その、適当発言」


Ｓ「うーんだって、銘柄　指定してないもん」
　翔ちゃんが小さく舌を出した。