第17章 相葉氏の部屋に集合。
大野視点
雅紀についてキッチンの前まで来た。
A「すごいね。ちゃんと冷えた状態をキープしてる」
ワゴンの下の段にあった氷入りのバケツから、濡れたままのビールを頬に当てている相葉ちゃん。
S「せっかく冷えてるのに、暖めてどうするのよ」
翔くんの指摘に小さく舌を出して、氷バケツに戻す相葉ちゃん。
N「席はどうします?」
ニノの声がしから振り向くと、腕を組んでいるニノが見えた。
M「ここがリーダーで。そこがニノ。あとはどこでも良いよ」
松潤が席を指定していく。
(ここでまで、二人で立ち位置考えてる…)
A「これ、さっき注文した分?」
相葉ちゃんがキッチンからワゴンを押しながら横を通る。
S「そうだと思うよ」
翔くんがおいらの肩をゆっくり押しながらテーブルの方に行く。
A「なに?その、適当発言」
S「うーんだって、銘柄 指定してないもん」
今度は翔くんの方が舌を出す
(この二人も……仲がいいよな)
翔くんに押されながらテーブルに近づくと、テーブルの上がちょっとしたフルコース全部乗せ状態になっていた。
肉に、サラダに、巻き寿司?小さい皿に乗ったパスタ…
中身はないけど、絶対スープが入るだろうの深皿もある。
(この時間から…コースの量は無理だよ…)
「おれ…飯…要らない…」
(つまみ程度で、お酒飲めれば…おいらは十分なんだ
皆の気持ちでお腹いっぱいなんだよ…)