第17章 相葉氏の部屋に集合。
相葉視点
(確かにさっき、ノックが聞こえた)
直ぐに扉を開けたかったけど、カズが手を離してくれない。
(逸る俺の気持ちを押さえてくれている…
俺、少し焦って、よくトチル…だから、タイミングとかニノが取ってくれていた)
コンコン コン
再び控えめなノックが聞こえてきた。
カズが微笑んで、手を離してくれた。
(今なんだね!)
「どうぞ!」
扉をゆっくり開ける。
扉の向こうに、ほんのり赤いリーダーとニコニコ翔ちゃんがいた。
息を思いっきり吸って、飛びつきたかった。
でも「リーダー待ったよ♪」ってゆっくり両手を広げてリーダーを迎えにいく。
(よく、潤ちゃんがやってるよね…ちょっと真似てみた…)
O「ああぁ…おまたせ」
頭を少しかきながら、部屋に入ってきたリーダーを抱きしめた。
「大ちゃんあったかい…」
モード松潤のつもりだったけど、リーダーの温かさを感じていると、だんだん普段の俺になって腕に力が入る。
リーダーが俺の背中を撫ぜてくれる。
(あれ…抱きしめてるの俺なのに…優しくされてる?)
M「翔さんの頼んだルームサービスも来たよ♪」
潤ちゃんの声が聞こえた。
S「ビール飲みたい♪」
翔ちゃんが潤ちゃんに返事をしてから俺の腕を押して、部屋に入って行く。
「ビール…飲む?」
大ちゃんに聞いてみた。
O「うん。喉乾いた。飲もうよ」
大ちゃんがニコッと笑って答えた。
(わかった!準備する!!)
「飲もう♪」
先に行った翔ちゃんと潤ちゃんに追いつこうとキッチンに走って行く。