第11章 俺たちの専属
松本視点
ちょっと大げさに自分の部屋に入った俺の周りに数人の男たちが立ち上がって俺を迎えてくれた。
スタッフ「お疲れ様です」
男性達が一斉に頭を下げる。
「うん」
ソファに座る。
(はー、肉体的には平気だったけど…精神的負担があったなー)
〝集合場所、相葉氏の部屋です〟
ニノからメールが届く。
〝了解〟
一言返事を送る。
潤専属「メンバーの誰かからですか?」
「ん、ニノ」
コイツは俺の専属。
犬養 つかさ
可愛い顔して、いろんなトコロに目がとどいて俺の手足になってくれる優秀なマネージャー
犬養「夜ごはんの事ですか?」
「うん。
それより 頼んでおいた買ってきてくれた?」
犬養「これでいいですか?」
一本のボトル持ってくる犬養。
「そう。これこれ!」
ネットでハワイのオリジナルウイスキーを見つけておいた。
犬養「ウイスキーですよ?今から飲むんですか?」
足元に置いている箱を見ながら、心配そうな顔をする。
「の、つもり。あ!でも、ちゃんと食べながら飲むよ」
犬養「では、これを…」
少し大きめのバスケットを持ってきた。
バスケットの中に果物や野菜が入っていた。
和専属「お疲れ様です」
二宮専属の浜地さんが部屋に入ってきた。
犬養「お疲れ様です」
浜地「なに?このウイスキーの箱…飲むんですか?」
浜地さんが俺の方を向いていう。
「うん」
浜地「このウイスキー度数40…あまり多くお飲みになるのは…」
浜地さんが一本ボトルと取り出して、ラベルを確認した顔がドンドン曇って行く。
犬養「僕もそう思ってます」
犬養が便乗して意見を言う。