第10章 宿泊ホテルに到着
相葉視点
「大ちゃん。集合は俺の部屋ね♡」
明るい声で大ちゃんに声を掛けた。
O「わかってる…おいら…着替えてからいく…」
ちょっと疲れた声が返ってきた。
(笑ってくれなかったか…でも…)
S「雅紀の部屋で待ってるね」
(翔ちゃんが大ちゃんをちゃんと見れたみたい…)
O「……うん…」
大ちゃんはそのまま部屋に入って行った。
(翔ちゃん気が付いた?大ちゃん寂しそうでしょ?)
S「…………」
(あーもう!また黙り込む…ちょっと荒っぽいけど!)
背中をバン叩いた。
S「イッタっ」
翔ちゃんが思いっきりびっくりした声を上げる。
「翔ちゃん。ほら、自分の荷物部屋に入れて!」
何度も翔ちゃんの背中を叩きながら、荷物の方に押していく。
S「痛いよ!わかってるから、荷物部屋に入れるよ!」
廊下にあるカバンを持つと、カードを扉に向ける。
解錠の音がする。
N「シャワーくらい浴びてきてくださいよ」
カズが笑いながら言う。
S「はいはい。さっぱりして行きますぅ」
翔ちゃんが少しふざけた声を上げる。
(さっぱりしてきて…)
「松潤には、集合のこと言っとくから!色々?流してきてぇ」
手を振って見送る。
S「よろしく頼むよ」
ニコッと笑って部屋に入って行く翔ちゃん。