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虹と花とキミ達と 1 《気象系》

第10章 宿泊ホテルに到着


櫻井視点

チーフ「深酒だけは、やめてよ!」

N「ほどほどにしまーす」
A「また 明日!」


エレベーターに乗り込んだチーフに挨拶をするメンバーの背中を見ている。


O「じゃ…」
 智くんが頭を下げた。

マネして、頭を下げる。


(帰ろう…俺の居場所…)

 智くんが動き出した。

背中について行く。



N「集合は、まーの部屋でいいですか?」
A「いいよ!」

N「そういうことで、集合は相葉氏の部屋です」
 少し後ろで和也と雅紀の会話が聞こえていた。


O「うー了解…」
 智くんが答える。

(雅紀の部屋ね…了解…)

雅紀と和也がこっちを見ていた。

(落ち着きたい…)

智くんについて部屋に行こうと歩き出した。


N「翔さん?ホントに大丈夫なの?」
 和也が急に抱き付いてきた。


「うぉん?!」
自分が発した言葉に少し驚く。


A「熱はないね…うん、よし!」
 雅紀まで心配そうな顔して、俺の額を触ってくる。


「だから、なんなの?」
二人の行動に戸惑ってしまう。


N「全然、絡んでこないから、体調悪いのか確認してただけです」
 ふくれ顔の和也。

A「そうそう、表情硬し…何よりも声が出てない!」
 雅紀が口をつついている。


「声?今はハル所じゃないよね?」


N「そうじゃなくて…」
 ニノがチラッと目を動かす。


 振り向くと、智くんが部屋の前のカバンを持って、部屋に入る所だった。


A「大ちゃん。集合は俺の部屋ね」


O「わかってる…おいら…着替えてからいく…」
 智くんの小さい声が聞こえる。


「雅紀の部屋で待ってるね」
智くんに声を掛ける。


O「……うん…」
 智くんは振り向きもせず部屋に入っていく。

(なんだろう、元気がない…)


パイナップル畑での思い出ショット再現

(楽しそうにしてたけど、無理してないかな…)

色々思い出していると、いきなり相葉くんが背中をバン叩いてきた。

「イッタっ」
口から言葉が飛びでる。


A「翔ちゃん。ほら、自分の荷物部屋に入れて!」
 相葉君は何度も俺の背中を叩きながら、荷物の方に押してくる。 

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