第10章 宿泊ホテルに到着
相葉視点
M「だれから?」
マネ「ハゥマーさんです…」
少し先で松潤とマネージャーが話始める。
(せっかく一緒に帰ってこれても、
ホテルで仕事がある松潤…
ここは俺が頑張らないと!!)
N「あなたは、そのままでいいんです。
これ以上無駄に動かれると、こっちが持ちません」
ニノが俺だけに聞こえる位の声で言ってる。
「ニノ?それどういう意味?」
N「まんまですよ…」
ニノが少し困った顔で見上げてくる。
チーフ「あとは、大野のカードだな。
室内に入って、スイッチに差し込むと、室内の照明が付く。
同時に他の家電もスイッチをONになる。
カードを抜き取ったら、照明や家電は
自動的にOFFになるから、気を付けること!
後、
在室の確認するから部屋にいる時は
“必ず”カードを差し込むように!」
チーフのかなり強調した言い方で大ちゃんにカードを渡している。
O「そんな説明いらないよ、おいら子供じゃないから知ってるって…」
困った顔でカードを受け取る大ちゃん。
チーフ「はぁー…1番、聞いてほしいことなんですけど…」
チーフはため息をつきながら言う。
N「そうそう!
“電気使わない”とか言ってカード差し込まずに部屋にいて、
『いない』って探すの大変なんですよ!」
ものすごく迷惑そうな顔のニノ。
「ニノと翔ちゃんが特にね♪」
笑いながら翔ちゃんの方を向く。
翔ちゃんは何も言わず黙ったまま下を向いていた。
「翔ちゃん…?」
声を掛けたけど、こっちの話を聞いていないようだった。