第9章 特別製の舞台
大野視点
A「いきまーす Tree, two, one, go!」
羽を広げたように高く飛び上がった相葉ちゃん。
ニノの淡い黄緑の輝きが相葉ちゃんの体を包む。
(大丈夫なのに…心配性なんだから…)
A「おっとと へへ。使い方、要練習だね♪」
相葉ちゃんが笑いながらニノの方に近づいていく。
N「それ!明日には、できなくなるから…」
少し困ったような顔のニノ。
二人の会話を見ていて、自然と笑顔になる。
S「くく…」
翔くんの笑い声が聞こえて、翔くんを見るとニコっと笑ってくれた。
「んふっ…」
O&S「ハハハ!」
翔くんが笑ったから、一緒に笑ってしまった。
M「なに?笑ってるのさ」
松潤が小走りで走ってきた。
S「ん?相葉くんのジャンプをねニノが… くくぅ…」
「ニノがマジ心配してるから…」
M「心配?」
「飛びすぎて、着地失敗しそうだった」
S「着地を確認したときの顔、ホッとしてた」
「愛されてる、相葉ちゃん♪」
A「何なに?」
翔くんと笑いをこらえながら、松潤に話していると、相葉ちゃんが近づいてきた。
「相葉ちゃんが愛されてるって話」
本当の話を教える。
A「えー、俺ぇ愛されてるんだ♪」
素直に喜ぶ相葉ちゃん。
(羽が輝きだした♪)
N「おじさんたち、相葉さんに何、抜き混んでるんですか!」
話に割ってきたニノ。
S「吹き込んでないよ♪ねー智くん♪」
「うんうん」
M「そうそう!」
N「潤くんまで…ほら!ちゃんと仕事しましょう」
怒ったような拗ねたような顔をしているニノ。
A「照れちゃって!」
便乗してニノに近づく相葉ちゃん。
N「おい!言うぞぉ」
A「あ、スミマセン…」
(ふふ こうじゃなきゃ
みんな…
おいら!楽しくなってきたよ♪)