第9章 特別製の舞台
松本視点
A「やるぞう!!」
小走りにはしってくる相葉くん。
「ゴメンね。セットしはじめると思ったより早かった!」
A「いい感じだったよ。時間的にもみんな的にも」
相葉くんのニカッと笑った顔で、俺の機転がうまくいった事を確信させてくれる。
メンバーが俺の傍に集まって来る。
(うん。
ニノも目が起きたね…翔さんとリーダーも普通だね…)
S「これが特設ステージ?」
O「まだ、木箱だけじゃん…」
S「木箱って…なんか、演歌歌手みたい?」
O「与作~与作~」
拳をきかしながらマイクを持って歌いだすリーダー。
A「与作って!懐かしいね」
O「でしょ?コンサートで歌ったよね」
(さすが、まーくん二人の会話にスッと入って広げてくれる)
N「ふざけていると、時間押すよ」
ヤレヤレとばかりな顔でステージにあがる。
そして、木箱をポンポン叩いて座ったり、押してみたりしているニノ。
「ニノ?気に入らない?」
N「潤くんが、イメージしているの物に間違いはありませんよ」
「じゃ、なに確認してるの?」
N「座ったとたんグシャって行かれるとシャレになりませんから…」
「強度?それは大丈夫だよ!中身ちゃんと入れて固定してるから!」
N「なら安心して、座れます。マイガールは座って歌うんでしょ?」
「二曲とも座っててもいいよ」
A「その時に考えれば?」
相葉くんが安定の中央の木箱に座る。
「じゃ、音楽と照明入れるから、気になる事教えてね」
♪~ハワイアンver.
O「おお!」
S「ハワイだね♪」
二人がニコッと笑って、相葉さんの両サイドに座る。
その二人を見て、ニノが翔さんの方に
俺はリーダーの横に座って、マイガールを歌いだした。