第8章 麗しのハンナ/ハイキュー、天童覚
あったかい雨がしとしと降って、花も樹も嬉しそう。嫌いだった五月の雨、走り梅雨は、俺の大事な季節になった。
もしあなたとずっと会えなくても、何十年か先にしか会えなくても、またこの気持ちから始められる自信がある。それってもしかしたら今だけの気持ちかも知れないけど、だからこそ本当で、今、この俺のホントのホントのココロ。変わる事はあっても消える事はなさそう。
大体さ、この先何がどうなるかなんて、誰にもわからないじゃない?
また出会ったそのとき、あなたと俺はどうなってるかナ。案外ヨボヨボのシワシワだったりしてネ。
ふ。上等じゃん。
あなたはきっと変わらず素敵だ。
麗しのハンナ。
愛しのハンナ。
貴女はキレイ。
mein blume.(ボクの花)
俺、あなたが本当に大好きだよ。
了