第6章 コンビニスイーツを侮るなかれ /銀魂、真撰組トリオ
「スーパーに行ってカボチャとチーズ好きなだけ買ってくりゃいい話だろうがよ?蒸かして溶かして砂糖つけて食やいいじゃねえか。そんなチマチマしたメンドくせェ食いモンに金払う気がしれねえな」
「コンビニのレジで空気吸ったら死ぬとか訳わかんねェ事言って騒ぐバカの気の方がよっぽど知れやせんけどねィ」
「そうかよ。そりゃよかったぜ。テメエなんぞに気が知られた日にゃ逆にイラッとするからな」
「気持ちはよくわかりますぜィ、マヨ方さんよ」
「どっちなんだ、オメエは!!肩に手を置くんじゃねえ!止めろ!何かすげぇ腹立つ!」
「腹が立ちやすか。嬉しいですねィ。胸がスカッとしまさぁ」
「ハッハッハッ、総悟は本当にトシが大好きだな。ん?アップルパイもあるじゃん!青森産リンゴだってよ、おい、どうする!?」
「どうもしねえよ。もう青森でもウガンダでもリンゴでもパバイヤでも好きなだけ食え。何でもいいから早く買って帰るぞ。埒があかねえ」
「そう?いいの?いやぁ、何にしようかなぁ。迷っちゃうな!じゃ、各自好きなモン買って入口で合流!」
「・・・この狭ぇ店で合流も何もねえだろうが」
「マヨ方なんか置いてっちまやいんですよ。いっそ永遠に合流なんざ出来ねえとこに行っちまやいんですがねィ」
「・・・オメエがどっかに行っちまえ」
「俺ァアンタがいる限り絶対ェ何処にも行かねェし、アンタが生きてる限り絶対ェ死なねェ事にしてんでさぁ。先に逝くのはオメエだ、ニコチン方」
「ニコチン方は止めろ。マヨ方の百倍ムカつく」
「たった今ニコチン方はアンタの公式名称になりやした。おめでとうごぜぇやす、ニコチン方副長」
「・・・もういい。あっち行け。何でもおごってやるからあっち行ってくれ。・・・おい、おでんをくれ」
ありがとうございます。大きい器と小さい器とございま・・・
「よう姉ちゃん、おでん鍋ごとくんな。お代は聞いての通り、このニコチン方につけだ」
・・・それは、こちらの商品全部、ということでよろしいでしょうか?
「おう。景気よく盛っちまってくれィ」
「・・・全部食えよ、このバカ」
「たりめえでさぁ。アンタにゃ汁の一滴も分けたらねえ」