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お日様が照れば雨も降る。

第3章 こどもの日の過ごし方/おそ松さん


♪育ての苦労は~

・・・考えたくもない・・・・・・


「こどもはいつまでもこどもだよ?母さんだっていつまでも母さんだろ?だからさ、いんじゃない?今日という日をお祝いしてくれたってさ?ねえ、母さん」

「アタシだって好き好んでいつまでも母さんでいるんじゃないよ!?早くおバアちゃんになりたいってのに、全く揃いも揃って仕様もないニートどもの為に泣く泣く母さんやってるんじゃないか!!!母さんだってそろそろ孫に敬老の日を祝われたいんだよ!!」

「なぁんだ、早く言ってよ母さん!じゃ、今年の敬老の日はボクとハワイに行こうよ!アラモアナでショッピングして、ネイルケアしてパンケーキ食べよう、ね?いいよね?」

「・・・一緒に猫カフェ行く?それとも当分留守にしてあげようか?最高の親孝行だよね、しばらくボクがいなくなるって。バカみたいに休まるんじゃない?」

「元祖カラ松ガールの母さんには、いつだって俺を独り占めする権利があるんだぜ?一日エスコートしようじゃないか、マイプレシャスレイディ?」

「ハローワークから婚活パーティまで一緒にはしごする?親同伴OKで料理美味しいとこに申し込んどくよ?行く?母さん」

「野球野球!キャッチボールキャッチボール!」

「バカ、黙れお前らは!今はこどもの日の話をしてるんだよ!母さんがワケわかんなくなるだろ?」

「ワケならアンタらを産み落としてからこっち、ずっとわかってないよ、母さんは!!!大体アンタら孫じゃないだろ!?」

「またぁ、母さん、息子が六人もいるって幸せなコトじゃない?恋人が六人いるようなモンだよね。凄くない?逆ハーだよ」

「六人も恋人が居ても疲れるだけじゃないか?俺は可愛いコが一人いてくれたらじゅうぶんだけどなァ・・・」

「チョロシコスキー・・・」

「何か言った!?一松!?」

「お前のミドルネームを呟いていたぞ。チョロシコスキー」

「大体こどもの日を祝うって、母さんに何をさせるつもりなんだよ、おそ松」

「え?」

「母さんに何かさせようなんて思っちゃねーよ!俺はただ、こどもの日のお小遣いが欲しいだけ!」

「・・・サイッテーだね、おそ松にいさん。見上げたゲスニートだよ」

「俺は妖怪ブロッカーじゃねえぞ!」

「おっと、そいつはゲス違いだぜ、マイブラザー?」
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