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ロイヤル ミルク ストーリー

第22章 休日 【思い】









すると直ぐに彼からの返信が来たのだ

驚いて見ると



≪台無しになってない

久しぶりに楽しかった≫



その言葉に私の胸が熱くなっていく


そして顔が勝手ににやけてしまう



「そんな事を言われたら

勝手に期待しちゃうじゃない・・・」



私は彼から送られた文に呟きながら

辛かった

自分の気持ちを抑える事が





しかし

抑えなきゃならなかった



グッと唇を噛みしめると

私は真顔になって文章を打った



≪今日は本当に

ありがとうございました

服の料金は必ず払いますので≫



そう他人行儀に送ったのだ

これ以上、自分が期待しないように




そして自分の部屋から出て

キッチンに向かった




彼が急いで出掛けたために

昼の片づけをしてなかったのだ



私は水につけられたお皿を見て

今日の事を思い出していた




彼のとてつもない優しさを・・・・





何故、彼がここまでしてくれているのか

私には理解出来なかった




ただの良い人だけでここまで

出来るのだろかった

考えながら洗っていた




自分の揺れている気持ちのように

水は静かに流れていた




私は心のどこかには




彼がアイドルではなく

普通の男と女で出会っていたら

彼と結ばれる事はあったのだろか




あの夜に私が自殺をしてなかたら

彼と出会えてもいなかったのだろうと


そんな事を考えていた





もしも、私の気持ちが彼にバレたら

私はこの家を出なければならない

居る事は出来ないから



私は洗い終わり水を止めた


そして大きなため息をついた



今、彼は何を思い

どんな顔をしているのだろ?



私がこんなにも

思っている事など知らずに



鼻の腫れはちゃんと引いたのだろか



私は

ひたすら自分の気持ちと

闘い続けていたのだった



運命の道を進んでいる事を知らずに

自分の立場に

思い苦しんでいのだった





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