第23章 休日 【心】
その姿を見て
私は更に焦った
「えっ、あのぁ・・・
それって・・・・」
私の心が我慢できなくなり
勇気をだして
彼に気持ちを聞こうとした
すると彼が私の声を遮ったのだ
横山「水!」
彼は怒って催促するように言ってきた
私は彼の要望に応えるように
頷くと黙って彼の側を離れって
水を取りに行って
また彼に持って行きた
「・・・・・・・・」
彼は気持ち良さそうに寝ていた
その姿を見て
気持ちの行き場がなくなった
自分がいたのだ
彼が言っていたのは・・・
まさか、私の事を・・・・
大きな期待が沸き上がってくる
でも、お酒に酔って
気持ち良さそうに寝ている彼を見て
私は微笑んでいた
「もぉ、本当に変なアイドルですね・・・」
そう呟くと
初めて彼の髪に触れた
胸が苦しいほどキュンとする
今の二人の距離が
触れられるぐらいに近いのに
どこか誰よりも遠い事が辛かった
彼がアイドルでなかったら
私は告白出来たのに・・・・
そう悲しく感じて涙が出そうな
自分と闘っていたのだった