第21章 休日 【ピンチ!】
私と彼がマンションの駐車場に着いて
車を停めた時に
彼のスマホに着信音が鳴った
彼は直ぐにポケットから出すと電話にでた
横山「おっ、どなんしたん?」
彼は車内で電話していたが
私は一人で降りると後ろの座席に積んでいた
荷物を下ろし始めたのだ
そんな私の耳に
彼に驚きの声が聞こえた
横山「えっ、今か?
何でやねん!」
その声を聞き彼の方に向むくと
彼は完全に焦っていた
横山「ちょ、お前は
昨日に何も
言ってなかったやんけ」
彼は電話で怒ったように怒鳴っていが
横山「ちょ、マジかよ・・・
分かったわ・・・・
ちょっと待ってくれや
直ぐに戻るから」
そう言うと彼は電話を切ると
後部座席で荷物を下ろそうとしている
私に悲しそうな顔を見せた
横山「すばるが俺の家に来てるんや・・・」
「えっ?」
その言葉に私も驚いた
彼はもう一度
私に説明してくれたのだ
横山「やから、すばるが勝手に
今、家の前で俺を待ってるんや」
私の思考回路が停止してしまった
そんな私の顔を見ると
彼はため息をつきながら
横山「俺、ちょっと家に戻るから
アンタはここで待っててくれん?
すばるを何とかして
どっかに連れてくからさ」
その言葉に私は素直に頷いた