第13章 優しさ
彼に私は頭を下げながら
「また迷惑を
かけてしまったみたいで・・・」
私は自分の気持ちの悪さを
抑えて彼に伝えると
彼は私の側に来ると
突然、顔を近づいてきたのだ
その事に私は驚いて
気分の悪いのも一瞬吹で飛んでいた
そんな私を彼は
まじまじと見つめ
横山「めっさ顔色悪いな
完全に二日酔いやな」
そう彼は呟くと
私の側から離れると
リビングの棚に動いて行き
下の引き出しから
何かを取り出して私の前にそっと置いた
私は、何が起こっているか分からずに
彼の行動を見ていて
目の前に置かれたモノを見ると
横山「二日酔いの薬や
良く効くやつや
飲んだら直ぐに楽になるから」
そう私に告げると
彼の足は
キッチンに向かい水を持ってきたのだ
横山「ほれ、早く飲め」
私の前に強引に水を差しだした
私は彼の優しさに胸が熱くなっていた
彼からの水を受け取りながら
素直に頷きながら
この人の彼女は幸せだろなぁ・・・
こんなに優しくされて・・・
私がそんな事を考えながら
彼を見ていると
彼の方は薬を取り出すと
私に差し出してきた
横山「ホンマあんだけ
飲ませて悪かったな・・・」
そう言う彼の手から
私は薬を受け取った